おはようございます。
今週は、どこで底固めするかどうかを見ていましたが、底固めするような動きは見せることなく、戻れば戻し以上の売り圧力で下落という流れで、直近安値に迫る勢いです。
また、一気に急落という感じはなく、ジワジワと下げているという感じがして、上昇していくにはまだ時間がかかりそうな展開かなと見ています。
来週のドル円シナリオ構築です。
・月足環境認識(上昇トレンド)
今月初めは順調に値を伸ばし、高値を更新して116円台をつけてきましたが、月足レベルの下降トレンドに近づくにつれて、売りの圧力が顕在化し、そこから売り圧力が強めています。
現時点では上髭陰線となっていますが、ここから月の終盤にかけて、更に陰線を伸ばしてくるのか、買いの圧力が増してきて、下髭を作ってくるのかで、流れに変化が出てくる可能性も考えられるので、しっかりと見ていきます。
・週足環境認識(上昇トレンド)
少しレンジを作り揉み合ったところから一度上抜けましたが、すぐ上には月足レベルの下降トレンドラインと、チャネル上限のレジスタンスが控え、そこから売りが強くなる展開。
先週は、下落からレンジで揉み合ったところに突入するも、そこから買いの圧力が出始めて少し跳ね返し、今週はそれを引き継いだ形で上を目指しましたが、115円をつけてからは売りの圧力が増してくる流れでした。
そして、今週は上髭の長い陰線となり、下落の流れがまだ継続しそうな形になってきています。
ここからですが、先週のように、揉み合ったところに入ってきており、売りの圧力が、買いを吸収して更に下落を誘うような展開になるのかどうかを見ていきたいと思います。
週足
・日足環境認識(高値切り下げ安値更新とはならず)
大きく見ると、高値圏ではあるものの、完成するかどうかは別として、逆三尊右肩を形成し底固めのような動きをする可能性を見ていました。
先週週末に下髭の長い陰線、取引所によっては陽線の形となり、週明けには比較的大きな陽線を作り上昇。翌日も上昇から始まりましたが、115円タッチから売り圧力が増し、上髭陰線もしくは取引所によっては陽線の形となりました。そして高値を切り下げ、そこから連続して陰線となってますが、売りの勢いが増した状態で終わっています。
先月はダラダラと違和感を感じるくらいの上昇を見せていましたが、今月に入り、下落の勢いの方が、上昇よりも角度があり、強いのがわかります。
ここからは、前回のレンジ部分に突入してきており、ある程度の買いが入ってきそうな位置であり、売り圧力が勝り、買いを吸収していけるのかを見ていきます。
日足
〈来週の戦略〉
ここから底固めの動きをしてくるようであればロングを検討したいところですが、大局の流れを見ていくとまだまだ時間がかかるのではないかと見ています。
なので、底固めせず戻りがあればショートを狙っていきます。
ここからショートしてもリスクが高く、下落していくには、一度戻して買いを誘ってから下落していかないと、なかなか下げづらいと見ています。なので、戻りを確認してショート狙い。112.7付近までは十分考えられ、株安が続くならば、更に下落も考えられると見ています。
ですが、このまま下げようとすると、なかなか下げ切れず、場合によっては底固めしてくる可能性が出てくると見ています。
その場合はロングを狙いたいと考えてますが、流れから見ると可能性は低いと見ています。
また、アメリカの株が下げ止まらず、日経も同じように下落し、踏ん張る事が出来なければ、更に大きな下落の可能性もある状況です。
また、仮想通貨も含めてリスクオフムードが高まっています。
値頃感での買いは、売りの燃料となり更に下落圧力が強まる事になりますので、気をつけていきます。
4時間足